骨盤を真っ直ぐに立てる、とは?
よく、骨盤をまっすぐに立てて、とか
骨盤が寝ている、とか言いますが
普通の人はなんのこっちゃかと思います。
左から、
前傾(反り腰)
後傾(おばあちゃんの腰)
ニュートラルな位置(まっすぐ、立っている)
若い女の人の下腹ポッコリは
概ね反り腰が原因なことが多いです。
なので腹筋をしても凹みません。
反り腰を治せば凹みます。
骨盤の傾き具合が良く分からない、という人は
恥骨の位置に注意してみてください。
↑は、骨盤周辺を、右真横から見たところです。
右が前面。
青い◯で囲ったあたりが恥骨です。
骨盤が真っ直ぐだと、腰骨の前側の尖ったところと、
恥骨がほぼ一直線上になります。
恥骨に手を当てて、確認してみてください。
ぽっこりおなか、頭が前へ出るが解消
左がビフォー
右がアフターです。
パッと目を引くのがバストアップ!
けっこう一度のレッスンでもバストトップが上がる人は多いです。
頭も肩の真上に来るようになっています。
骨盤がしっかり立ったことで、ポッコリお腹もスッキリしました。
正しい重心の位置
姿勢のレッスンをすると、よくびっくりされるのが
「こんなに重心後ろなの?!」ということです。
太腿が前にせり出す人がほんとに多いです。
これだとやや重心が前過ぎです。
見た感じ、足裏の真ん中あたりでしょうか。
正しい位置は、足裏の後ろから 1/3~4 あたりです。
内側のくるぶしの真ん中~ちょい前ぐらい。
↓は左下肢を後ろから見たところ。
青く色がついているのが、距骨という骨です。
この骨が、上半身、骨盤、大腿骨(ふともも)、脛骨・腓骨(膝から下)と辿ってきた重さを
一度全部受け止めて、足にその重さを伝えています。
↓は、左脚を内側(親指側)からみたところ。
膝とくるぶしの位置が一直線上にあると、足首より上の重さが無理なく無駄なく足裏に乗せられます。
正しい姿勢とは
正しい姿勢をとりましょう、というと
こんな感じの姿勢をとる人が多いと思います。
悪くはないですが、やや反り腰気味なのと、重心が前へ偏り過ぎですね。
こちらが良い姿勢、正しい姿勢。
耳、肩、大転子、膝、くるぶしが一直線上にある姿勢です。
大転子というのは、大腿骨(太腿の骨)の出っ張ってるところです。
なんとなく太腿の骨が、骨盤から真っ直ぐ生えてるイメージかもしれませんが
太腿の骨は
こんなふうに角度がついています。
これのおかげで、股関節は多様な運動が可能になっています。