反張膝を直すと、太腿の前張りが減りやすい ①
レッスンでも多い、女性の反張膝。
そうじゃない人を見たことが無いってぐらい、多い。
反張膝とは、Back Knee と言い、
膝関節が、大腿骨のはじまりの部分より背中側にくる脚の形です。
なんでこうなるかと言うと、最初の原因は筋力不足。
膝関節は構造上、一方向にしか曲がりません。
動かせる範囲を制限することで、脚の【支える】という役割を果たしています。
ひじ関節と似てますね。
ひじも膝も、伸ばしきるとカチッと止まるような感触があります。
これは関節が【ロックされた状態】と言います。
ロックされた状態では、骨や靭帯など、
伸びない、もしくは伸びにくい組織によってその関節の形を保ちます。
左が反張膝。
膝関節の形が、右の脚と違います。
反張膝とは、
これ以上は曲がらないようになっている方向へ、常にマックスで力をかけ続けている状態、とも言えます。
なぜそうしてしまうのか。
それは、筋力やバランス感覚を必要としない立ち方、膝の使い方だからです。
体はほっとくと省エネモードに入ってしまいます。
筋力が付きにくく、男性より可動域の広い女性は
つい筋力を必要とせず、膝関節の構造に頼って立てる反張膝になりがちです。